最終更新日 2023年3月3日

注文住宅の利点

注文住宅は間取りを自由に決めることが出来るのが最大の利点です。

しかし、間取り以外にも自由に決められる部分があります。

仕様は住宅メーカーにより標準的なものが用意されています。

標準的な仕様を用意することで、消費者は余計なことで悩まなくて済み、供給者の手間も省けます。

実は、注文住宅にとって大切なのは、間取りよりも仕様であることは、意外と知られていません。

間取りは住宅内部の壁の位置を決めているにすぎませんが、仕様は住宅の性能を決めるものです。

壁紙一つとっても、ビニルクロスを使うのと、珪藻土やしっくいを使うのとではまったく異なった内部空間となります。

床のフローリングも合板のものと無垢材のものでは、長持ちの度合いがまったく異なります。

【関井さんの解説】モデルハウスを見学するときの大切な心得とは?

 

注文住宅の仕様について

注文住宅の仕様は、一部の低価格住宅を除き、自由に決めることができます。

仕様により建築費が異なるので、仕様は早めに希望を出す必要があります。

住宅の仕様の中で、最も大切なものが屋根の仕様です。

住宅メーカーの多くは単価の安い、カラーベストやアスファルトシングルを薦めます。

しかし、これらの材料は耐久性がなく、頻繁な塗装替えや張替えを余儀なくされます。

工務店では屋根材に瓦葺を薦めます。

地域の住環境に責任を感じる工務店は、屋根に耐久性のない材料が使われることを恐れます。

早期の葺き替えが必要となった場合、地域住民からの評判が悪くなるからです。

瓦葺はほとんどメンテナンス無しで、長期間使い続けることができる優れた材料です。

デザインも和瓦だけでなく洋瓦もあります。

瓦屋根とした場合は建築基準法により壁の量を増やす必要があります。

瓦屋根の希望は間取りが決まる前に要望すべきものです。

内部の仕上げは健康的な材料を使う必要があります。

住宅メーカーが薦めるビニルクロスは化学物質で出来ています。

健康に良いはずはなく、長持ちもしません。

内部の壁には布クロスを使用するか、珪藻土、しっくいなどの自然素材を用いることで、健康的な内部空間をつくることができます。

断熱材は水滴の付きやすいグラスウールではなく、自然素材のセルロースが優れています。

床材は住宅の内装の中で、最も酷使される部分です。

合板でできたフローリングは、表面の化粧部分がすぐに劣化してしまいます。

自然素材の無垢材は劣化がしにくい材料です。

自然素材は施工が難しいので、住宅メーカーは嫌がります。

腕の良い職人をそろえる工務店ならば、適切な施工が可能です。

東京住建 口コミより抜粋