最終更新日 2023年3月3日

「モデルハウスの見学を予定している」
「モデルハウスはどこを見ればいいのか知りたい」
「関井圭一さんのプロフィールが知りたい」

住宅の購入を検討しているなら、モデルハウスを見ることが重要なのは当然です。

しかし、何も考えずに見学にいくと後悔する恐れがあります。

購入の判断材料にしてもらうことは、建前に過ぎないといっても過言ではないからです。

あくまでも購買意欲を煽るために用意されたものであることを理解しておきましょう。

関連リンク
モデルハウスを探す | 住宅展示場のハウジングステージ
関井圭一氏の経歴とプロフィール

関井圭一氏が考えるモデルハウスの見るべきポイント

モデルハウスは単純に公開しているだけでなく、素敵なインテリアをたくさん配置しているのが一般的です。

見学するときは、そのインテリアから得られる印象も住宅の印象にプラスされてしまいます。

そのようなグレードの高いものではなく、一般的なインテリアを配置すると印象がすいぶん変わるかもしれません。

もちろん自分も同じようなインテリアを配置するのであれば、イメージが固まりやすいので大きな問題はないです。

しかしその場合であっても、インテリアに気を奪われて、いろいろな見落としをする恐れがあります。

そのため、どのようなポイントをチェックするのか事前に整理しておきましょう。

いきなり中に入ってしまうのではなく、ぐるりと一周して外観を細かく見てください。

【最新版】アクアリゾートはどのような事業を行っているのか

間取りを自由に決めることが出来る東京住建の魅力

屋根や外壁の素材なども確かめる

デザイン面だけでなく、屋根や外壁の素材なども確かめる必要があります。

給水や排水の配管がどのように繋がっているのかも見ておきたいところです。

それらをチェックしたら屋内に入りますが、すぐに上がり込まずに玄関を細かく点検します。

ドアの軽さや開閉時の硬さ、収納スペースの広さなどが重要な項目です。

意外と忘れがちなのが段差の程度です。

アプローチとスロープの段差が大きすぎると、ベビーカーの出し仕入れなどで苦労しやすいので注意しなければなりません。

それが終わったら、次はいよいよ居室のチェックです。

インテリアにごまかされずリアルな想像が必要

各部屋を見て回る前に、生活の中心となるリビングをしっかり確認します。

コンセントの位置など細々としてことも重要ですが、真っ先に行ったほうが良いのは広さを体感することです。

家族が過ごすところをイメージして、問題がないか考えてみましょう。

その際に一つ気を付けるべきポイントがあります。

それは相対的な広さに惑わされずに、絶対的な広さを意識することです。

前述のように、モデルハウスのリビングにはさまざまなインテリアが配置されています。

そのサイズによって、広さを誤解してしまうケースがあるのです。

たとえば椅子が6つ置いてあれば、6人が過ごせる広さだと解釈しがちです。

しかし、実際には置かれている椅子のサイズは標準より小さいかもしれません。

その場合、6人で過ごそうとすると窮屈に感じる場合があります。

長さの実測値を参考にする

逆に大きなソファが置かれていると、実際より狭く感じてしまうこともありえます。

そこでポイントになるのが、長さの実測値を参考にすることです。

現状の住まいで使っているインテリアの長さを測っておき、見学するときはメジャーを持っていきましょう。

リビングでメジャーを伸ばしてみれば、自分たちのインテリアを置いたときに占めるスペースの割合が、どれくらいなのか具体的にイメージできます。

リビングを確認したら、キッチンのチェックを行います。ここは最もイメージ力が求められるスポットです。

中央に立っててみて、自分が料理をしているところを想像してください。

少し時間がかかりますが、一食分を作り終るところまで実際に動いてみるのもおすすめです。

レンジや包丁を使ったり米をといだり、いろいろな動作をシミュレーションしてみるのです。

毎日使うことになる重要な場所なので、少しでも使い勝手が悪いとストレスが溜まっていくことになりかねません。

また、ダイニングとの移動をスムーズに行えることもチェックしておく必要があります。

水回りのチェックは念入りに

水回りという点では、洗面所も非常に重要なスポットです。

家族全員が利用するため、使いにくければ甚大な影響が出てしまいます。

設備だけでなく、換気をスムーズに行えることなども確認しておきましょう。

近くにバスルームがあるのが一般的なので、続けてそちらのチェックも行ってください。

壁や天井の質感や素材などを調べることも大事ですが、ここでポイントになるのは浴槽の広さです。

可能であれば服のまま入ってみて、ゆったりとくつろげるか確認するのが望ましいです。

少なくとも、女性の足を伸ばせるぐらいの幅はあったほうが良いでしょう。

浴槽から出るときに掴める手すりが付いていることも確認すべきことの一つです。

現状の自分には不要であっても、体調が悪いときなどは必要になりますし、子どもにとっても転倒の防止になります。

トイレに関しても同様で、実際に座ってみることが大切です。

トイレで新聞を読む習慣があるなら、実際に持参して読んでみましょう。

まとめ

ドアが外開きであることや換気の設備が十分であることなども、確認すべき基本的な項目といえます。

そこまで終わったら、他の部屋も一つずつ見ていきます。

特に、寝室にする予定の部屋は入念なチェックが必要です。

静かな環境を維持できるかどうか確認しましょう。