最終更新日 2025年1月19日
認可保育園と認可外保育園の違い
保育園とは保護者が共働きであったり、母子家庭または父子家庭、あるいは病気などの理由があり乳幼児を家庭で保育することが出来ない場合に、両親に代わって保育する児童福祉施設のことをいいます。
管轄は幼稚園は文部科学省ですが厚生労働省となります。
共働きが増える今、保育園は大変役に立つ便利な施設であり、保育園の空き待ちいわゆる待機児童の問題として取り上げられるようになりました。
働きたくても子供を預けるところがみつからないので働けない親が増えてきているのが現状です。
保育園は認可と、認可外があり、認可保育園は施設の広さや保育士の数、給食の施設などが一定の基準をクリアしている施設で、保育料は世帯収入によって決められます。
一方、認可外保育園は許可をうけていないものの子供を保育する施設のことをいいます。
保育料は一律のところが多く、夜間の保育をしているところもあります。どちらも0歳から6歳までの子供を預けることができます。
保育園生活の一日の流れ(午前)
子供たちはどのような生活を送っているのかといますと、まず保護者の方と一緒に登園します。
保護者は、クラスの先生に連絡事項や子どもの様子などを伝えます。
私は短期大学の保育科をでているので、実習でお世話になったことがあるのですが、朝はやはり保護者から離れるのが寂しくて泣きだしてしまう子供も多くみられました。
保育士は抱っこをしたりして、情緒の安定をはかります。
でも3歳から6歳ぐらいになるとすっかり慣れて、子供自身も成長するので、保護者からスムーズに離れられることが多いです。
クラスの全員が揃って来たら、朝の会が始まります。
ここでは、みんながクラスの保育士の前に集まってピアノに合わせて元気に朝の歌を歌ったり、朝の挨拶を元気に行います。
保育士は、クラスの全員の名前を呼び出席の確認をします。子供たちは自分の名前が呼ばれたら元気にお返事をします。
欠席の子供がいると残念そうにする子どももいて、仲間を思いやる優しい気持ちを感じることが出来ます。
他にも手あそびや、紙芝居、今日の1日の流れを子供たちに伝えます。
朝の会が終わりましたら、一斉保育といって、みんなで同じ活動をします。
その日の日課によって違うのですが、行事の制作をしたり、粘土遊びをしたり、お散歩にいくこともあります。
保育園の日課の決め方
ところで日課はどうやって決まられているのでしょうか。
毎日保育士のその場の思い付きで保育をしているのではありません。
日課は日案といって、そのクラスの保育士が予めきめています。
週案というのもあり、これは1週間の保育の案となります。
ですので、「またこれ?この間もこの活動だったよね。」と感じたりすることはなくなります。
次に自由遊びです。
ここでは、子供たちそれぞれが保育士さんに見守られながら好きなことをして過ごします。
その後に、給食の準備になります。
子供たちは順番に手を洗って、給食の支度をします。
保育士さんは配膳をし、子供たちも自分の席につきます。
みんなが揃って準備もできたら、いただきますの挨拶をして食べ始めます。
保育士さんは、子供たちに「おいしい?」と声掛けをしたり、子供たちが楽しく食事ができるように促します。
保育園生活の一日の流れ(午後)
給食の時間が終わるとお昼寝の時間になります。
歯をみがき、持参しているパジャマに着替え、一人で上手に着替えられない子供には保育士さんが、言葉がけをして様子を見守ってくれます。
布団が敷き終わると、それぞれの布団に寝転んで、保育士さんに背中をトントンしてもらいながら子どもたちはお昼寝をします。
その間保育士さんたちは、交代で昼休みをとったり、連絡帳に子どもの様子を記入したりします。
誰もクラスの中に保育士さんがいないというようなことがないようにいつでも子供たちのことを見守っています。
トイレの場合でも、みんなを起こさないようにそっと誘導してくれます。
1時間半ぐらいお昼寝をしたら、起きた子供からパジャマを脱ぎ、普段着に着替えます。
着替えが終わった子供から静かに好きなことをして過ごします。
全員が起きて片づけが終わったらおやつの時間です。
子供たちはおやつが大好きなのでとても楽しみにしています。
ここでも、保育士さんは、机、イス並べ配膳をして子供たちは自分の席について、みんなで挨拶をしておやつを食べます。
メニューもお好み焼きやクッキーなどとても豊富です。
認可外の場合は、おやつが持参のところもあるので、子供たちは持ってきたおやつを食べます。
食べ終わりましたら「ごちそうさまでした」の挨拶をして片づけをします。
おやつが終わった後は、自由遊びとなり、帰りの会になります。
みんなで帰りの歌を歌い、さようならの挨拶をし、保護者が迎えに来るのを待ちます。
保護者が迎えに来た子供から、保護者に子どもを引き渡し、今日の様子を保護者に伝えます。
今日の様子は保護者が一番知りたい情報なので、話すことでコミュニケーションや信頼関係が生まれ、より良い保育をすることができます。
クラスの子供全員のお迎えが来たら、保育は終了となり、保育士さんは掃除や、明日の準備にとりかかります。