最終更新日 2025年1月19日
家族以外で旅行をしたことがなかったのですが、一度だけ団体旅行に参加をしたことがあります。
それは町内の人たちで団体旅行は自由参加でした。
ちょうど行きたいところもなかったし、温泉だということで好奇心で参加をしてしまった時です。
親子連れや夫婦で参加をしている人も
ほとんどが年配の方だったのですが、中には親子連れや夫婦で参加をしている人もいて驚きました。
温泉でバイキングでの朝食と夕食、周辺を観光してお土産物を買って帰宅するというごくシンプルなものです。
それでもとても大変でしたし、いつの間にか私と夫婦の奥さんの二人が参加者たちをまとめる役目になっていたようで、人数確認やお土産物を購入する際にもお店の人に色々なことを訊いたりと忙しかったです。
団体旅行といえばいいですが、これはもしかして老人会の旅行ではなかろうかと思い始めました。
それをぼそりと口にすると、一緒に人数確認をしていた奥さんが笑っていました。
年配の人が好きそうなプランではありますが、参加者は家族連れも夫婦もいるのですからどちらにしろ大変です。
買い物をしているうちにどこかへ行ってしまう子供や年配の数人の方たちを探すのにも苦労しました。
それも今では笑っていられますが、当時は本当に、なぜ私がこんな目にと考えたほどです。
温泉はやっぱりいいものだった
ですが、やはり温泉はとてもいいなと思いました。
ゆっくりとお風呂に入るなんて久しぶりでした。
お風呂には大勢の人がいる時間もありますが、少しだけ人がひいた時間を選んで入るととても静かで、露天風呂でもゆっくりと空を見ながら楽しむことが出来たのが思い出に残っています。
夜空の星がとても綺麗で、普段は空を見る暇もないほど忙しく動き回っているのだなと思いました。
それから、時々星空を観察するようにもなったので、とても良いきっかけになったと思います。
温泉の後はアイスを売店で買って食べたのですが、普通のバニラだったのになんとなく特別な物のように美味しく感じました。
面白かったのは、冷凍されすぎていたのか木のスプーンが折れてどこかへその先端が飛んでいったことです。
少し探しましたが結局見つからなかったので、諦めてアイスを食べるとちょうどよく溶けていて笑ってしまいました。
お土産も色々なものを買いましたし、観光も面白い場所を知ることが出来て参加をして良かったと感じたほどです。
人数確認では何度もいない人を探しに行くことになりましたが、それも最後には仕方がないなと思えるようになり、良い思い出になっていきました。
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