最終更新日 2025年1月19日
枕の選び方は非常に重要である
人間は一般的に1日に6時間から7時間連続して睡眠をとります。
その際に使うものの一つが枕であり、毎日長時間使うことから枕の選び方を間違えれば体には大きな負担がかかり、生活全般にも影響を及ぼします。
大げさな言い方に聞こえるかもしれませんが、一生のうちの約3分の1の時間を使うことになるため、選び方は非常に重要です。
選ぶ際に重要となるのは構造と素材と言えます。
近年の商品は低反発の素材と高反発な素材を組み合わせ、人間の体に合うように研究された機能性のものが主流となっています。
しかしどのようなものを選ぶにしても選び方の基本は同じで、構造と素材が最も重要となります。
高さの決め手となるのは構造と言えるでしょう。
どのような構造になっているのかに着目して、自分にとって最適の高さであるかどうかを確認することが大切です。
人間が体に負担を与えることなく維持できる理想の姿勢は直立した姿勢と言えるでしょう。
つまりはこの直立した状態で横になることができれば、自分に合った高さであるといえます。
近年の調査によると現代の日本人は高すぎる傾向にあるといわれています。
高すぎてしまうと後頭部が必要以上に持ち上げられることになり、それに伴いあごを引いたような状態になります。
このような状態では気道が圧迫されることにもなり、息苦しく疲れてしまうでしょう。
いつも通りの呼吸が確保できないので酸素が足りなくなって眠りは浅くなります。
自分に合った高さを確認する
特に女性は高すぎることには注意が必要です。
首やあごの周辺にもしわができることにもなり、ほうれい線などの原因の一つになるという考えもあります。
だからといって反対に低すぎる場合にも注意が必要です。
後頭部が理想の状態よりも下がることになり、今度はあごが上がってしまいます。
心臓よりも後頭部が低くなることからのぼせたような状態にもなるでしょう。
このような状態が続けば頭部への血液の循環が悪くなって、顔がむくんだりはれぼったくなりやすくなります。
このような状態を回避するためにおすすめとされているものがユニット構造です。
ユニット構造とは複数のパーツで構成されているので、その形状には凹凸があります。
肩や首、頭のそれぞれを理想の状態で支えるためには部位ごとに高さも異なるため、理想を追求すればユニット構造が最適なものとなります。
そして選び方も二つ目として素材に注目する必要があるでしょう。
肌や髪の毛がその時間することにもなるため、保湿性や吸湿性は非常に重要となります。
特に機能性タイプの場合には、構造に着目しがちですが、構造だけではなく使われている素材や外側をおおっている素材についても確認するとが快適に使い続けるコツと言えるでしょう。
枕の構造や素材にも注目する
まずは通気性に着目しましょう。
人間の皮膚からは汗だけではなく水分が放出されていますが、寝ている際にもかなりの量の水分が放出されています。
通気性がなく蒸れやすい素材となると、どんなに構造的に優秀であったとしても不快に感じるので寝返りを頻繁にうつことになります。
その結果として構造のメリットを十分に発揮することができなくなり、使っている意味がなくなってしまいます。
そして保湿力にも注目する必要があります。
基本的に睡眠中の乾燥しやすい状態で、肌や髪の毛が直接枕に接することになります。
このようなような状態にあることから保湿性に優れた素材を使っているものを選びたいところです。
乾燥が進めば髪の毛は枝毛や切れ毛の原因にもなります。
特に髪の毛が長い女性は注意が必要です。
そして毎日使うものの毎日洗えるものではないため制菌性や抗菌性に優れている素材を使うことで安心感を保つことができるでしょう。
制菌や抗菌によってにおいの成分抑えることが可能であり、より睡眠を得るためにも外せない要素の一つと言えます。
カバーも枕の一部なのでより最適なものを選ぶ
このようにさまざまな選び方がありますが、実は同時に購入することの多いカバーにも注意が必要です。
近年の枕が機能性に優れていることから、できるのであればその性能を発揮するためにも専用のカバーを使いたいところです。
その理由はカバーも枕の一部になっているからです。
こだわりを持って作っているところでは、カバーも機能の一部として研究しています。
何となく軽く見られがちなカバーとはいえ、重要な役割をはたしていることから安易に考えるのではなくカバーの素材などにも着目したいところです。
このようにさまざまな選び方があるものも、使ってみたけれどもやっぱり自分に合わないというケースは多いものです。
もしもお試しで利用できるものであれば、このような事態は回避することができるでしょう。
また最初から100パーセントの完璧な枕に出会える可能性はそれほど高くはありません。
最初は70パーセントを目指し、そこで自分なりの知識を磨き、次のケースで80パーセント、90パーセントとだんだんと向上を目指していくことが、自分に合った枕を探す最適な方法と言えるでしょう。