最終更新日 2023年3月3日

学生時代、「自分の部屋じゃ集中できない」「部屋だとつい漫画やゲームに手が出る」などの理由で、塾や学校に残って勉強していた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

大人になり社会人になれば勉強はしなくてよくなる・・・わけではなく、自分の仕事の周辺の法律や語学を学んだり、あるいは昇格試験やキャリアアップのために、やはり勉強しなければなりません。

そうすると、学校も塾も通っていない大人が困るのが「勉強場所」です。

こういった人をターゲットにした自習室が都市部では盛況であり、いくつもの大手がチェーン展開をしています。

・自習室のメリットと費用相場

有料自習室はふらっと寄って利用するのではなく、会員登録をして月額いくらで利用するのが一般的です。

インターネット設備もあり長時間滞在が可能なため、インターネットカフェと同様本人確認が必要であること、備え付けのPCなど高額な設備が多いことがその理由となっています。

料金は店によってまちまちですが、入会金を除くとおおよそ月額1万円弱から2万円ほど、となっています。

塾などの自習スペースと違い、ただ机と椅子があるだけではなく、ほとんどのところではインターネット環境に冷暖房、コピー機やトイレなど快適に勉強・作業に集中できる環境に投資がされています。

都市部では賃料もかさむため、最低料金が月額1万円というのは妥当なところでしょう。

都心の一等地などに位置し、最高級のデスクやアメニティを揃えたラグジュアリーな自習室も存在はしますが、これは例外であって月額料金は高くてもせいぜい2万円です。

・ノマドワーカーに人気の喫茶店

その理由は、意外なライバルの存在にあります。

そのライバルとは、「喫茶店」です。

一時期話題となり今も多数存在する「ノマドワーカー」の方たちがよく使うように、平日昼間の喫茶店は安価に長時間滞在が出来ます。

大手チェーンであれば全店舗にwi-fiと電源完備というところもありますし、なんといっても自習室と違い月額制ではないため、利用した分だけ支払うというコストパフォーマンスも強みです。

とはいえ少し雑然とはしており、またコピーを取ったり書類を広げたりするスペースが要る場合、あるいは機密性の高いデータを扱う際には喫茶店は作業場として向いているとは言えません。

そのため、自習室を利用する際には、入会金や保証料、自分の通える頻度、行う作業の内容、立地、これらの要素と利用料金をよく検討して選び、かしこく利用するようにしましょう。

出典:神戸 自習室 図書館